お問い合わせはTEL.0538-48-5050
〒437-0125 静岡県袋井市上山梨1-3-4
通常の胃カメラ検査は咽を局所麻酔する経口法にて行います。食道、十二指腸、胃と、順次に胃液を吸いとって中に空気を入れて膨らませて観察します。検査時間は数分で終了します。組織検査を行うと少し長くなります。この口からの検査は嘔吐反射が強い方にとっては極めて苦痛を伴うので、その他に、経鼻法と鎮静剤を使用した経口法があります。
通常の経口法のメリットは、通常口径のカメラで短時間に検査が終了することです。ただし、嘔吐反射が強い方には苦痛です。
経鼻法のメリットは、細径カメラを使用しベロの付け根の嘔吐のスイッチを刺激しないので、ゲエゲエなり難いことが最大のメリットです。検査中に会話もできます。ただし、惻孔が細いのでドロドロの胃液を吸い取るのに時間がかかるために検査時間が長めで、湾曲したり花粉症で粘膜が浮腫むなど鼻腔が狭い方では細いカメラでも入らないことがあり検査ができないことがあります。
鎮静剤を使用する方法のメリットは、鎮静剤によって検査時の苦痛が分からないことです。ただし、静岡県では保険診療が認められておらず費用がかかり、検査後に2時間の安静が必要となりお車での来院はできません。それぞれにメリットとデメリットがあるので、検査の目的と患者さんの特性と希望を相談しながら適した検査方法を決めることになります。
➡ 診療方針へ
〒437-0125
静岡県袋井市上山梨1-3-4
TEL 0538-48-5050
FAX 0538-48-5051